ネットショップの商品検索の重要性と、売上に直結する機能のポイント

商品検索は、ネットショップ（ECサイト）の売上を左右する、非常に重要な機能です。

探している商品がなかなか見つからないと、お客様はお買い物をあきらめて離脱してしまいます。こうした機会損失が多いと、集客にどれほどコストを費やしても、結局は売上につながりません。だからこそ、「探している商品がストレスなくスムーズに見つかる仕組み」が、ネットショップには必須です。それを実現するのが、商品検索（サイト内検索）機能です。

そこで弊社では、ネクストエンジンの商品データ管理機能を活用した、使いやすい商品検索を、ネクストエンジンアプリにて独自開発いたしました。

ほとんどのECカートに商品検索は標準装備されているにもかかわらず、なぜ弊社が商品検索機能を独自開発するに至ったのか、その背景と、本当に売上につながる、お客様にとって使いやすい商品検索機能について、今回はご紹介いたします。

商品検索機能の重要性

「ネットショップにとって、商品検索機能が非常に重要である」

と言われても、あまり直感的にピンとこない方も多いのではないでしょうか。

『そんな地味なところよりも、商品の魅力が伝わるサイトデザインや、広告運用などの集客戦略のほうが、はるかに大事なのでは？』という気持ちになるかもしれません。

しかし、どれほど魅力的でコンバージョン率（購買率）の高い商品ページがあっても、また的確な広告運用で集客を倍増できたとしても、そこにお客様が辿り着けなければ、一円の売り上げにもなりません。

従って、お客様がお探しの商品ページにスムーズに辿り着ける仕組みは、まさにネットショップ（ECサイト）の売上を支える、きわめて重要な要素になると言えます。それがまさに、商品検索機能です。

「探している商品が見つからない」機会損失を防ぐために

「探している商品が見つからない」ということは、お客様にとって、想像以上の大きなストレスを与えてしまいます。例えば皆様も、ご自身でお買い物をしていて、探している商品がなかなか見つからずに困った経験はないでしょうか？

実店舗なら店員さんに聞けばすぐに教えてもらえますが、ネットショップの場合はそうもいきません。探している商品が見つからなければ、お客様はすぐにあきらめてショップサイトから立ち去ってしまうでしょう。こうした機会損失を防ぐために、商品検索は非常に重要な役割を担います。

売上を生むために必要な商品検索機能とは

商品検索は、ただ「検索できれば良い」というものではありません。お客様が、お求めの商品ページに、スムーズに辿り着けることが最も重要です。その目的をしっかりと果たせる商品検索機能でなければ、意味がないと言っても過言ではありません。

つまり、「お客様目線で」「お客様にとって使いやすい」ことが重要です。

お客様にとって「使いやすい」商品検索の特徴

お客様目線で「使いやすい」商品検索の特徴を、いくつかご紹介します。

ニーズに合った絞り込み条件

「カテゴリ」「タグ」「おすすめ」「即日配送」「在庫あり」「価格帯」といった一般的な商品検索の条件が、必ずしもお客様のニーズに一致しているとは限りません。取り扱い商品の特性によって、より様々な商品検索のニーズがあります。

例えば児童書のショップであれば、「絵本」「図鑑」といった商品の特徴に基づくカテゴリ検索だけでなく、「知育」「読み聞かせ」などの用途による検索や、「アンパンマン」「きかんしゃトーマス」などのキャラクターによる検索など、お客様目線で「こういうものが欲しい」という要望に応えられる検索になっていることが重要です。

検索条件に合う商品が表示される

商品検索は、「指定条件の商品が検索結果に表示される」ことも大切ですが、同時に「指定条件に"当てはまらない"商品が検索結果に"表示されない"」ことも重要です。

指定条件と異なる商品が検索結果に並んでしまえば、結局、お客様はその中から欲しい商品をさらに探さなければならず、使いにくさを感じてしまいます。

注目のラインナップがすぐに見つかる

検索結果の商品リストでは、条件に当てはまる商品のうち、新商品や人気商品や売れ筋、定番などのラインナップが、検索結果の上のほうに表示されることが重要です。

どういった商品が注目になるかは、ショップによって異なるでしょう。例えばコスメショップであれば新作の重要度が高くなりますが、生活雑貨であれば定番のロングセラー商品のほうが重要度が高い場合もあります。

お客様が何を求めているのかを把握し、それに合った検索結果になるよう構築することが大切です。

商品検索機能のカギになる「商品データベース」

お客様目線の使いやすい商品検索機能を実現する上で、欠かせないのが「商品データベース」です。

商品データベースとは

商品データベースとは、ひとつひとつの取扱商品に関する様々な情報が、一定のフォーマットに基づいて登録されたデータベースです。たとえば商品名、価格、商品コード、商品仕様（サイズや重量など）、商品説明文、カテゴリなどの情報が登録されています。

ネットショップの管理画面から商品を追加すると、そこで入力した様々な商品情報が、商品データベースに登録されます。これらの情報に基づいて、決済や在庫管理など、ネットショップの様々な機能が動いていきます。また他にも、CSVファイル（様々なデータが一定の規則で並んでいるファイル）形式で商品データベースを管理できるプラットフォームも多く、複数の商品データを一括で更新する際などに用いられます。

商品検索は、商品データベースに基づく

商品検索機能は、商品データベースに基づく機能の一つです。

たとえば、商品検索フォームで「サイズ」や「カラー」といった条件を選択できたとしても、商品データベース内に各商品の「サイズ」や「カラー」の情報が登録されていなければ、検索システムは機能しません。「白いミモレ丈スカート」を商品検索で探せるようにするためには、商品データベースに「カラー（白）」「カテゴリ（スカート）」「種類（ミモレ丈）」といった情報が登録されている必要があります。

つまり、お客様目線の商品検索を実装するためには、お客様目線の商品情報が登録されたデータベースが必要になります。

お客様目線の商品データベース

一般的なECカートの商品データベースでは、「カテゴリ」「タグ」「価格」「サイズ」「カラー」など、商品の仕様や特徴を表すデータを登録することが可能です。しかし、こうしたデータだけでは、必ずしもお客様目線に寄り添った商品データベースになるとは限りません。

例えば、先ほどの「白いミモレ丈スカート」について考えてみましょう。

商品の特徴に着目すると、「カラー（白）」「カテゴリ（スカート）」「種類（ミモレ丈）」といった情報がデータベースに登録されている必要があります。しかし、お客様目線で考えると、また他の特徴が見えてきます。

例えば、ミモレ丈スカートはオフィスカジュアルとしても人気のファッションアイテム。ですから、「オフィスカジュアル　スカート」という条件で商品を検索した場合にも、この商品が出てきたほうが良いでしょう。となると、商品データベースも「オフィスカジュアル」というタグを追加できる仕様になっている必要があります。

つまり、販売者目線での「商品を管理するために必要な情報」だけでなく、お客様目線での「商品を探すために必要な情報」も、どちらも登録できる仕様の商品データベースが必要になります。

ネクストエンジンを活用し、お客様目線の「売上につながる」商品検索を実現

このように、お客様目線で使いやすい商品検索を実現するためには、充実した商品データベースが欠かせません。しかし、一般的なECカートシステム等の商品データベースでは、登録できる情報に限りがあるため、難しくなってしまうケースもあります。

そこで弊社では、ネクストエンジンを活用した、お客様目線を実現する商品検索機能（ネクストエンジンアプリ）を独自開発いたしました。

ネクストエンジンとは

なぜネクストエンジンで商品データベースを構築するのか

ネクストエンジンの商品管理機能では、通常の一般的なECカート等の商品管理よりも、さらに充実した商品データベースを構築することが可能です。

たとえば、商品名、商品ID、料金、説明文、商品画像、商品仕様（サイズやカラー等）といった基本的な情報に加えて、「任意項目」という、ある程度自由に使える入力項目が豊富に用意されています。

そのため、

• 任意項目１：商品サブカテゴリ１
• 任意項目２：商品サブカテゴリ２
• 任意項目３：商品サブカテゴリ３

といったように商品のサブカテゴリを複数設定したり、

• 任意項目11：入門向け
• 任意項目12：中級者向け
• 任意項目13：上級者向け

といったように、おすすめのお客様の特徴を設定するなど、お客様目線に寄り添った商品データベースを構築することが可能です。

「自社のお客様」目線の商品検索を実現

ネクストエンジンを活用し、お客様目線の商品データベースを構築することで、その情報に基づいた「お客様目線の商品検索」を自社ドメインのネットショップに実装することができます。

お客様目線と一言で言っても、それが具体的にどのようなニーズで、どのような情報が商品データベースに登録されている必要があるかは、店舗ごとに異なります。だからこそ、四角四面に決まりきったデータベースではなく、柔軟性の高いネクストエンジンのデータベースを用いることで、「自社のお客様目線」の商品検索を実現することが可能になります。

商品ランキングと組み合わせて、さらに使いやすく

また、弊社のご提供する「商品ランキング」ネクストエンジンアプリと組み合わせて導入して頂くことで、商品の検索結果を「人気順」「売上順」などに並べ替えることも可能です。

人気ランキングの集計は、「販売点数」や「販売額」などで切り替えたり、「部門ランキング」「カテゴリランキング」といった集計にも対応しています。集計期間もデイリー、ウィークリー、マンスリーを切り替えが可能です。

こうした商品ランキング機能と商品検索機能を組み合わせることで、商品検索の結果を人気順で並べ替え、定番商品を見つけやすくすることも可能です。

お客様にもっと喜んで頂ける、売上につながる商品検索

弊社がご提案するのは、皆様のお店のお客様に「使いやすくなった」と喜んで頂ける、そしてスムーズにお求めの商品を見つけられる、「売上につながる商品検索」です。「探している商品がなかなか見つからず、お買い物を諦めてしまった」というお客様を一人でも減らし、売上の機会損失を削減することが、この検索機能の強みです。

この機会にぜひ、弊社の商品検索ネクストエンジンアプリの導入について、前向きにご検討いただければ幸いです。