ECのサイト内検索で「並び順」を設定できるツールは?売上順・利益順で表示できる方法を解説

ECのサイト内検索は、売上を左右する重要な販売インフラの一つです。特に、中規模以上・取扱点数が多い自社ECでは、サイト内検索の「並び順」が売上や利益に与える影響は非常に大きくなります。

しかし実際の現場では、

  • 検索結果の並び順が意図したものにならない
  • 売れている商品や売りたい商品が、検索結果の下に埋もれてしまう

といった課題を抱えているEC事業者も少なくありません。

こうした課題を解決するためには、サイト内商品検索の結果を「売上順」や「利益順」で並べられる検索システムが必要です。しかし、そうしたシステムはShopify、Makeshopなど各種ECカートの検索機能や、拡張アプリ、外部検索ツールなどを探しても、まず見つかりません。

しかし、これからご案内する【ストックビジョン】のECサイト内検索では、検索結果を「売上順」「利益順」で表示することが可能です。

目次

売上順・利益順で検索結果を表示可能な、ストックビジョンの商品検索パネル

ストックビジョンの商品検索パネルでは、ECサイト内の商品検索結果を 「売上順」「利益順」 で表示することができます。

売上順 = 売れている商品から自然に並ぶ

検索結果を売上順で表示すると、その検索キーワードにおいて 実際によく売れている商品 から順番に並びます。

その結果、

  • 多くのお客様に選ばれている定番商品
  • 初見のユーザーにも安心感のある人気商品

が検索結果の上位に表示され、顧客目線では 違和感のない、自然な検索結果 になります。

「何を選べばいいかわからない」という状態を防ぎ、お客様がスムーズに商品選びを進められるため、結果としてコンバージョン率の向上にもつながります。

弊社運用ECサイト「フラワーレメディショップ」での実装例。
人気の高い商品から順番に並ぶため、お客様目線で魅力的な商品がすぐ目に入る検索結果に。

利益順 = ショップの「売りたい商品」が目立つ

一方、利益順で検索結果を並べると、ショップ側が 本当に売りたい商品 を優先的に表示できます。

たとえば、

  • 利益率の高い自社商品
  • 原価率の低い定番商品
  • 在庫を積極的に動かしたい商品

などを検索結果の上位に配置することが可能です。

検索結果の上位は、お客様にとって「おすすめされている商品」として認識されやすいため、利益順での並び替えは売上だけでなく、利益率の改善にも直結します。

IT導入補助金に対応!EC自動化・データ分析ツール「ストックビジョン」

ストックビジョンは、EC事業における売上・利益・在庫といった各種データを一元的に「見える化」し、施策の判断や自動化を支援するECデータ分析・活用ツールです。商品SKUごとの売上額や利益率、在庫回転率、セール・値引き施策の効果などを把握できるため、「何が売れているのか」「何が利益に貢献しているのか」を数字ベースで判断できるようになります。

こうしたデータをもとに、販売施策の改善、商品ランキングの自動化、配達日程表示の自動化など、具体的な改善策を実行できるのが、ストックビジョンの最大の特長です。

ECサイト内検索機能は、こうしたストックビジョンの機能の一つとして含まれています。商品ごとの売上実績や利益情報を活用できる【ストックビジョン】だからこそ、「売上順」「利益順」といった検索結果の並び替えが実現できています。

IT導入補助金で、自己負担を抑えて導入できます

ストックビジョンは【IT導入補助金】に対応しています。補助金を活用することで、導入経費と2年間の運用コストを抑えながら、ECの自動化・データ活用に取り組むことが可能です。

  • ECの売上や利益構造を見直したい
  • 自動化・効率化を進めたい
  • システム導入の費用負担がネックになっている

といったEC事業者の皆様は、ぜひ、こちらから詳細をご確認下さい。

重要なECサイト内検索の「並び順」、しかし未対応のカートが多い

商品検索機能を備えたECカートは数多く存在しますが、検索結果の「並び順」まで柔軟に設定できるカートや検索ツールは、実はほとんどありません。

ShopifyやMakeshopをはじめ、多くのECカートには標準の検索機能があり、また、拡張アプリや外部検索ツールも存在します。しかし、「検索結果の商品を売上順で並べる」「利益率の高い商品を優先的に表示する」といった機能に対応しているものは、ほぼ見つからないのが現状です。

しかし、検索結果の並び順は、単なる「見た目」の問題ではありません。
売上や利益に直結する、非常に重要な要素です。

サイト内検索結果の「違和感」の正体

これはGoogle検索などを思い浮かべると分かりやすいのですが、人は無意識のうちに、

「検索結果の一番上に出てくるもの=良いもの」

と受け取る傾向があります。つまり、検索結果は実質的に「おすすめ順」「ランキング」のように認識されている、ということです。ところが、一般的なECサイトの検索結果は、「売れている順」「人気のある順」で並べることができません。

その結果、検索結果に違和感が生まれます。

違和感のあるECサイト内検索結果の具体例

たとえば「ワイシャツ」で検索したときに、「よく売れている定番の白ワイシャツ」ではなく「あまり売れていない柄物のワイシャツ」が検索結果の上位に表示されていたら、どうでしょうか。

お客様は、

「このお店の品揃えは、自分の好みに合わなそうだ」

と感じ、そのままページを離脱してしまう可能性もあります。

ショップの「利益率」にも大きく影響する

検索結果の上位に表示される商品は、お客様から「おすすめされている商品」と受け取られます。そのため、「利益率の低い商品」が検索結果の上位に並んでしまうと、それらばかりが売れてしまい、ショップ全体の利益を圧迫することにもなりかねません。

ショップの利益を圧迫してしまう商品検索結果の例

たとえば、利益率の高い自社製商品と、利益率の低い委託販売品を、両方とも扱っているショップを考えます。

  • 利益率の高い自社製商品が検索結果の下の方に埋もれてしまう
  • 利益率の低い委託販売商品ばかりが検索上位に表示される

このようなサイト内検索の結果画面になってしまうと、本来売りたい「自社製商品」の機会損失が膨れ上がり、利益の低い委託販売品ばかりが売れることになってしまいかねません。

「売上順」「利益順」で、違和感なく利益につながるサイト内検索結果に

ECサイト内の商品検索結果が「売上順」で並べば、人気のある商品から自然に表示されるため、顧客目線で違和感がありません。「多くの人に選ばれている商品」がすぐ目に入ることで、魅力的な商品を素早く見つけられる、ストレスのない購買体験につながります。

一方、検索結果を「利益順」で並べることができれば、ショップ側が本当に売りたい、利益率の高い商品を優先的に露出させることが可能になります。

「売上順」「利益順」は他社製サイト内検索ツールでほとんど対応なし

実は、多くのサイト内検索ツールは、仕様上「商品SKUごとの売上額」や「利益率」を参照する仕組みを持っていません。そのため、「どの商品がどれだけ売れているのか」「どの商品がどれだけ利益を生んでいるのか」といった情報を検索結果の並び替えに反映することができません。

結果として、「売上順」「利益順で並べたい」と思っても、そもそも実現できないツールがほとんどなのが実情です。

ストックビジョンの検索パネルなら「売上順」「利益順」検索結果に対応

一方、ストックビジョンの検索パネルでは、他社製ツールではほとんど対応できない「検索結果の売上順・利益順表示」が可能です。

ストックビジョンは本来、EC事業におけるデータ分析・活用ツールです。商品SKUごとの売上額、利益率、在庫回転率、割引施策の効果といった経営・販売データを精密に取得・分析できる仕組みを備えています。こうした詳細なデータをもとに、サイト内検索結果の並び順を制御できるため、単なるキーワード一致ではなく、「売上」や「利益」に直結する商品検索が可能になるのです。

検索結果の並び順だけではない、ストックビジョンの検索パネルの特長

ストックビジョンの検索パネルは、さまざまな特長を備えています。

サイトになじむデザインで実装

ストックビジョンの検索パネルは、各種カラーやボタンの形などをECサイトのデザインに合わせて柔軟にカスタマイズできます。そのため、既存のサイトデザインやブランディングを損なうことなく、自然な形で検索機能を組み込むことが可能です。また、レスポンシブデザインに対応しており、スマートフォン・タブレット・PCなど、各種デバイスでも快適に利用できます。

セール品やおすすめ品、ジャンル、特長などの詳細な絞り込みに対応

ストックビジョンの検索パネルは、詳細な絞り込み検索にも対応しています。

たとえばセール品、おすすめ商品、新商品・売れ筋、割引対象、入荷待ち・お取り寄せといった商品ステータスに加え、カテゴリ、ブランド、価格帯など、
実運用に即した条件で商品を絞り込むことが可能です。

取扱点数が多いショップでも、お客様が目的の商品に素早く辿り着ける検索体験を提供できます。

検索結果を「売上順」「利益順」で表示可能

検索結果の並び順は、売上順・収益順といった形で、お客様にとって違和感がなく、自然な表示順にカスタマイズできます。お客様にとって魅力的な商品を上位に表示しながら、同時に、ショップとしての売上・利益設計も守る“現実的な検索体験”を実現できます。

検索結果からそのまま購入でき、配送日程表示にも対応

検索結果の商品表示枠には、配達日程の表示や「カート(買い物カゴ)に入れる」ボタンを設置できます。これにより、検索結果から商品ページへ遷移することなく、そのまま購入まで進むことが可能です。

特に、すでに商品を知っているリピーターや、詳細な説明をあらためて確認する必要がないお客様にとっては、スムーズでストレスのない購入体験につながり、
売上アップにも貢献します。

ショップ内のどこにでも設置可能

検索パネルは、トップページ、商品一覧ページ、ブログ記事や特集ページなど、ショップ内のさまざまな場所に設置できます。「探したい」と思ったタイミングですぐに検索できる導線を作ることで、回遊性の向上と離脱防止にもつながります。

商品ステータス変更に自動的に対応

詳細検索システムの運用に欠かせない「商品ステータス管理」の問題も解決。商品の状態に合わせて自動的にステータス管理を行います。手動ではとても対応できないステータス管理も、ストックビジョンの検索パネルアプリなら現実的に運用できます。

まとめ:ストックビジョンで、「売上」「利益」につながるECサイト内検索を

ストックビジョンの検索パネル機能は、従来のツールでは難しい「売上順」「利益順」での検索結果表示にも対応した、「使える検索機能」をご提供します。IT導入補助金に対応しており、実質負担を抑えての導入も可能です。

この機会にぜひ、ご相談下さい。

ECの「データ」を「売上」につなげる【ストックビジョン】

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